遠隔ヒーリング中に深海へ旅をした話


「頭を空っぽにしてくださいね」という声が聞こえたと思った瞬間、私は海に入っていった。

海の中での私は魚になっていた。

現実では私は泳げないはずなのに、それを不思議と思うことなく海の中を気持ちよく泳いでいる。色々な魚が泳いでいる。どうやって呼吸をしているかなど全く気にならないほど、自然に海の中を自由に散歩している。


とても楽しい。とっても気持ち良い。

どんどん海底に向かって深く深く泳いでいく。いつの間にか私は深海を泳いでいた。


真っ暗な深海で私はチョウチンアンコウが泳いでいるのを見つけた。

チョウチンアンコウが近寄ってきて、私を案内するから付いてきなさいと言う。

チョウチンアンコウをガイドに泳いでいくと、古いい船体の残骸に辿り着いた。

どこかで観た映画のワンシーンのようだ。

船体の鉄は錆びてボロボロに崩れている。それだけで相当の年月が経過している事が分かる。

ガイド役のチョウチンアンコウの反応を見ると、提灯の灯で照らしながら船の中に入って行った。

ガイドの後について船の中を泳いでいくと、キラキラ光るものが見えた。

財宝が入った宝石箱があり、美しく光っている。海底に沈んだ豪華客船のようだ。

まるで映画みたい。海賊と闘ったのかしら~


宝石箱を覗き込み、私は宝石を2つ取り出した。

一つは、小さな小石。何の石かよくわからないけれど、クリスタルみたいに透き通ってキラキラしている。

ルーペとして使えるかなと思って、それを選んだ。

もう一つは、縦長のクリスタルの棒。クリスタルだと思って取り出した途端、万年筆に変わった。

他にも宝石はたくさんあったけれど、私は小石とペンだけで良いと思い、他の宝石は持ち出さなかった。


再びチョウチンアンコウをガイド役に泳ぎだす。

ガイドは、途中で巻紙を拾って泳いでいく。それはどうやら私に渡すものらしいが、ガイドが持ったまま泳いでいく。

赤い珊瑚を見ながら泳いでいると、上から光が差し込んできた。

光に向かって泳いでいくうちに、海面に顔を出すことができた。

近くに小さな島があったので、岸まで泳いで辿り着き、ガイドと私は砂浜に座った。


ガイドは持っていた巻紙を私に見せてくれた。

紙の中央に「口」という文字が書かれていた。すぐに私は扉のことだと分かった。

扉の向こうに行こうと思えば、いつだって行く事ができる。

ふと見上げると、向こうに山が現れ、大好きな山桜が咲いている風景が見えた。

再び巻紙に目を落とした。

「口」という扉を使えばどこにでも行けるのだと、改めて思った。

ガイドは巻紙を畳んで私に渡してくれた。持っていなさいという意味なのだろう。


空には大きな白い月が出ていた。

まるでうさぎがいるようだった。

月でうさぎがお餅をついて、ごちそうを分け合って食べている。

楽しくて、美味しくて、皆が笑っている。

ふとそんなお伽話の世界を見たような気がした。



注: 私=ヒーリングの受け手    チョウチンアンコウ=セラピスト靖子

セラピスト靖子の遠隔ヒーリングを受けた海外在住の方が、ヒーリング中にはっきりとビジュアルで観たことをお話ししてくださった内容です。

お話のつながりを持たせるために、一部表現を変えている部分はありますが、ご本人が仰ったことをほぼ再現しております。

この内容がどんな意味を持つのか、ご本人が時間をかけて解明される事でしょう。

Happy Drops ~幸せの雫~

心の底からHappyと叫ぼう